コラム
効果的なホームホワイトニングの方法とは?
美しく白い歯を手に入れるための手段であるホワイトニングですが、ご自宅で行う「ホームホワイトニング」は比較的コストを抑えて手軽に行えるため人気です。ただし、ホームホワイトニングはいくつかのポイントを抑えなければ効果的に実施できません。
今回は、ホームホワイトニングに関してのポイントについての解説です。
ホームホワイトニングが失敗しがちな原因と対処
自己流になってしまう
ホームホワイトニングで失敗しがちな原因として一番多いのは、「自己流」になってしまうことです。
患者さんによる毎日のケアがメインとなります。そのため、ホワイトニングとは何か、やって良いことと悪いことは何かを理解しておくことが重要です。また、正しい手順で行わないと効果的なホワイトニングができなかったりお口のトラブルが起こる可能性があるため、どれだけ慣れていても「自己流」にならないように気をつけることが大切です。
医師の指示を守れていない
ホームホワイトニングは、医師の指示による施術や通院頻度を守ることでより効果的なホワイトニングが行えます。仕事が忙しかったり通院のタイミングを逃すと、ホワイトニングの進捗度合いがわからなかったりイメージとずれてしまうことになりますので、良い結果が生まれません。通院のタイミングなどについては、カウンセリングの時点で医師としっかり話し合っておき、確実に通えるようにしておきましょう。
施術後の飲食に注意
カレーやコーヒー、チョコレート、色の濃い食べ物などのNG食材には注意が必要です。着色しがちな食べ物やタバコはホワイトニングの妨げになります。特に柑橘系などの酸性が強いものや炭酸飲料は特に控えましょう。また、毎回のケア後30分は意識的に控えましょう。NGについては、医師と一緒に確認しておいてください。
自宅でのケアに関する注意点
ホームホワイトニングは、自宅でケアを行えるのがメリットですが、その分気をつけなければならないことがあります。
決められた薬剤の量を守ること
ホワイトニングは、歯科医院やクリニックにて制作したマウスピースに薬剤を塗って装着することで施術を行います。この薬剤については、たくさん使っても意味がありません。薬剤を塗りすぎると歯茎についてしまい、一時的に白くなったり炎症を起こしてしまう可能性もあるので控えましょう。毎日の使用量については医師からの指示がありますので、確実に守ってください。
マウスピースは噛み締めない
装着したマウスピースは、噛み締めることがないように気をつけましょう。力が入って噛み締めると破損の原因となり、最悪の場合には数万円をかけて作り直さなければなりません。また、前述しましたが薬剤が歯茎に悪影響を与えてしまいますので、極力安全に治療が行えるようにしましょう。
しっかり口を濯ぐ
マウスピースを外したら、しっかりと口をすすいでブラッシングするようにしましょう。薬剤を落とすことを忘れると口内トラブルになりますので、注意が必要です。また、薬剤が喉に流れたりしても痛みが出る可能性があります。
決まった時間に行う
毎日決まった時間に行うようにしましょう。気が向いた時にやる、面倒だから時間を短縮するのは控えてください。2時間ほど時間はかかりますが、しっかり効果を出すためには「面倒でもきちんとやる」意識が重要です。
美しさのためには努力も必要
自宅で気軽に行えるホームホワイトニングですが、気をつけるべきことやNGがあることを意識しておく必要はあります。効果的にホワイトニングを行って綺麗な白い歯を手に入れるためには、患者さんに頑張っていただくこともあることを覚えておいてください。